学内の様子

学生の国籍

語学学校の学生の国籍、おおよその割合はアジア75%、サウジアラビア20%、南米、稀に東欧合せて5%です。アジアの内訳は9割がちゅうごく、その他は、たいわん、韓国、ベトナム、タイ、インドネシア、日本など。サウジアラビアは、全員、国費留学生。語学留学、家賃を含めた大学への留学費用を国が全額負担するそうで、彼らにとって、国民は国の財産なんだろうね。

日本の春休みと夏休みの時期に、日本人がどっとやってくる。日本の大学が企画する体験留学。そして1ヶ月ほどで帰って行く。「あれは何のために来ているのか?」とアジアに馴染みのない国の学生からよく聞かれるけど、たぶん、誰も答えられない、引率の先生さえ。昔から大学でまとめて研修旅行などあって、しきたり?大学が儲かるから?本当に分からない。

学生の国籍の割合に話を戻すと、大学は、学部によって大きく異なるけれど、大学全体では、40%がちゅうごくと言われている。ビジネスやアカウンティングなど実用系の学部になると、ほぼちゅうごく。ちゅうごくの次にインドも多い印象。

国籍別、人柄を勝手に観察

クラスメイトやフラットメイトとして会った人々のことなので、その国全体の人柄ではないことを前提に書いてみよう。

ちゅうごくは、まるで人のことを気にせず、外国人と交流を持つ人は少ない。国際感覚を持つ人もいるけれど、ごく稀。たいわんは、フレンドリーで親近感を持つ。昔の日本のように、相手の名前を聞く前に年齢を聞く人が多い印象。驚いたのは韓国で、相手に先入観を持たない、学生でも成熟したスマートな対応をする。私のイメージとはかけ離れていて、メディアに洗脳されていた。タイ、ベトナムの学生も同じく。学費を払えるくらいだから、家柄が良いんだろうね、勝手なイメージ。

もちろん、私の年齢が気になる学生もいたけれど、20才代がほとんどのクラスメイトたちは皆、分け隔てなく何をするのも一緒。あるベトナムのクラスメイトは、皆で夕食をとったあとの別れ際、私に、家に着いたら連絡してね、と。心配して私が家に着く前に連絡をくれた彼女は、なんと18歳。年功序列や敬語など、人と人の間に高く分厚い壁の立ちはだかる日本では起り得ない一幕。

学内には大人もいます

語学学校内を見渡せば、時々、30代の学生、そして稀に40代の学生もいる。校内は、アジアからの留学生が大半なので、年齢層が偏る。アジアは、ほとんど皆が同じ年齢で進学、進級する文化圏。けれど、大学には大人もいます。西洋文化圏で、転職は人生で3回する、と言うらしく、キャリアアップのために来ている人もいれば、30代になって仕事をしながら、初めて大学に来る人もいて。人生は、自分のペースで進んでいいみたい。

学費について思うこと

留学生の学費は、オーストラリア人学生の10倍です。それは、英語が商売道具び教育産業を意味する。留学生に人気の学部、ビジネスマネジメントやホスピタリティーなど実用系の分野が、稼ぎ頭のよう。なぜ、大学にそれらの分野があるのか確認していないのでわ分からないけれど、留学生を呼ぶため?初めて聞いた時は、驚いて3度聞き返しました。ホスピタリティーってどんな仕事?

日本の大学でも実用系の分野が新設されて、大学によっては、科学より人気があると聞いたことがある。大切な職業だけそ、ホテルで働くのにこの学費を払って、留学する必要があるのか疑問。きっと、何かメリットがあるんだろうね。もし、分かったら書いてみようと思う。

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