最近の日本のニュースで、ベビーカーをバス会社の規定通りに乗せていた女性の投稿が話題になっていた。バスの運転中、ベビーカーが動かないようにレバーに留めて、子どもを抱いて乗車していたら、乗り込んできた男性客が「ベビーカーをたため」と言って、ベビーカーを蹴ったそう。
これが日本社会の嫌なところ。本当に優しくない。優しい人もたくさんいるけれど、その中に意地悪な人がたくさん混ざっている。少子化の要因はいろいろ重なっていて、相手に対して寛容じゃない日本の慣習も、少なからず影響を与えているよね。
政府が子どもにお金をかけないということも。育児にも教育にも。仕方がないので自治体が子育てしやすい制度を整えたところ、子育て世帯がその地域に引っ越し、人口が増え、税収が上がったそう。経済的な安心は必要。自治体で成功しているのは、小さな希望だね。できるのに、やりたくない政府。(オーストラリアは政府が、「子育て支援するので、子どもをもうけるよう」国民に促している。)
子育てをする両親が育児休暇を取れる制度があるのに、男性が取ることは認められない場合が多い。未来を担う子どもより、仕事が優先の社会。ジェンダーギャップにまつわるこの手の問題、日本以外の国でも、かつては同じような課題を抱えていたけど、時代とともに改善している。
子どもを大事にしない日本。こんな国、他に見たことがない。あのちゅうごくでさえ「子は宝」なので、子どもを抱く女性がバスに乗ってくると席を譲るし、みんなが話しかける。オーストラリアは、バスの運転手がベビーカーの乗車を手伝い、赤ちゃんが安全なように固定してくれる。
子どもをベビーカーに乗せて出かけるだけでも大変なのに、そのお母さんが子どもがいることを周りに恐縮するのは、おかしい。子どもが泣くと「すみません」て言わないといけないのは、本当に悲しい。使い古された言葉だけど「他人に迷惑をかけてはいけない」という日本の教えが元凶だよね。
ある日本人男性と他愛もない会話中、子どもが目の前を横切ったので、ふと「日本は子育てしにくいよね、ベビーカーで電車に乗ったらひんしゅくを買う。」と言ったら、「日本は狭いし、忙しすぎる!」と「だから僕は悪くない」と言いたげな、自分を擁護するかのような強い口調で返ってきた。どこかでこの話題が出て責められたのか、はたまた、身に覚えがあるのか。
一般論のつもりで、「あれは問題だよね」くらいの返事がくると思っていたので、相手が感情的で驚いた。そういえばその人、前に、おおらかで優しくいることを努力する、と言っていたな。国外に出ている人が皆、同じような問題意識を持っているとは限らない。べんきょう、べんきょう。