大学の知り合いが受けている授業を聴講して、いろいろ考えさせられたのが「国際関係学」。日本語で調べると、「世界の国や地域の、社会や実情を捉えて地域が抱える問題を検証し、解決策を探り、外交や開発援助を通じて、平和で友好的な国際社会を築くこと」が学問のテーマだそう。
世界的にナショナリズムが表面化している現在、日本はまだ「他国との協調」と言って、誰かが助けてくれると信じている。あんまり寝ぼけていたら、本当に大変なことになる。
イギリスが移民の制限をするためにEUから離脱。アメリカが世界の紛争から撤退して(自分で仕掛けておきながら)、メキシコからの不法移民を遮断、国益のみを重視するトランプ氏の登場。そして、各国が COVIDで国境を封鎖して、自国を守る態勢になった。
ナショナリズムが同時期に発生したのは、偶然ではないように思える。(ブレグジット2020.02.01.、トランプ政権〜2021.01.20.、COVIDのロックダウン2020.03.〜2022.05.(豪))
オーストラリアのロックダウンが始まるとき、元首相が「我が国がケアするのは、国民が優先なので、外国人は自国に戻って。」とアナウンスした。そしたら国内中の留学生産業に従事する人たちから、大ブーイング。だけど、本心は皆、彼と同じだよね。緊急事態に、よその国の人を助けている場合じゃない。なんかあっても責任持てないよ、って。
2022年、強制終了した方と密約を交わしていた、国の要人たちが、生前の密約は有効なのか、その確認のために駆けつけたと言われている。それだけ餌をばら撒いていたよう。自分に入る利益だけを求めて、自国の貧困はそっちのけで。日本の政治家は、我が身のことしか見ていない。
国際関係が変化している中で、日本も自国のことを考えないと。資源がないのでお金の稼ぎようがなく、自給率 66 %で、国民の食料を国外から調達しなければならない。日本が日本であり続けて、今後もみんながご飯を食べていけるのかな。これは以前からずっと言われている。「心配性で変化を嫌うニッポン」なんて言っていてもしょうがない。誰も助けてはくれない。どこも自分の国が優先だから。
さて、「国際関係学」。日本人が国外に出て、対外的な自分の考えや意見を話せない理由として、日本の教育では「国際関係学」を学んでいないことがひとつ、あるんじゃないかと思う。高校で学ぶ国も多いらしく、日本では、ごくわずかの高校が教科にしているそう。少なくとも私は、高校で国際社会について考えたことがない。大人になって、自分でぶつかって初めて興味を持った。
歴史、社会、経済、政治などの観点から他国を知り、自国と比較して、その関係を認識することは、世界を見る視点が変わり、自国を知ったり、考えたり、興味をもつきっかけになる。