カナリアからスペイン経由でフランスへ
フエルテベントゥーラで乗り合わせたドイツ人と、長い待ち時間をコーヒーを飲みながら過ごす。彼はアジア人を見分けられないと言う。確かに私も西洋人の違いが分からない。アジアは、国によって流行が違うからメイク、髪型、靴と、あとは仕草で大体見分けられる、と言っても彼には分からないか、と思っていたら、イギリス人とフランス人の違いも服装らしい。
イギリスの男の子はサッカーシャツ、女の子はピンクとパープルの服を着ている。一方、フランス人は、黒やグレーなどダークな色を着ているらしい。そして、肌の色が微妙に違うと、彼曰く。イギリス人は鼻の頭がピンクがかっているそう。そんなたわいもない話で、待ち時間が過ぎ、シャルル・ド・ゴール行きの案内が聞こえた。今度は、ベルリンに遊びにおいでと、バイバイして飛行機に乗った。
日本びいきの人によく出会う
夜、フランスにたどり着くけれど、出発は明日なので空港で一夜を明かす。飛行機整備の人が見える窓のそば。独特のオレンジ色の照明がフランスという感じがする。高速道路の照明もこの色。
少し眠って、朝。搭乗のためにカウンターに向かったら、動けないほどのすごい混在。自分がどこにいるのか、行きたいカウンターがどこなのか分からず泣きそうになりながら、なんとかサインを見つけて進んだら、今度は最後尾がどれか分からない。周りの人に聞きながら、なんとか見つけて列に並んで、後ろにいた同世代のアメリカ人と、今日は自分の便に乗れないかもね、と話していた。
搭乗時刻が迫っていた頃、体格の良いアフリカ系の係員が横に来て、私に日本人か?と聞くので、うんと言うと、なぜか、たくさんの人を押し分けて、カウンターに案内してくれた。ラッキーだったけど、それまで話していたアメリカ人も、もちろん私もきょとんとした。なんで案内してくれたのか分からない。
見渡すとアジア人は周りにいなくて、有色人種として目立っていたのかな。その係員の彼か、彼の親近者に日本の誰かが親切にしたのかな。その恩恵が今、私に回ってきたのだとしたら、日本のどなたかありがとう。無事に搭乗できました。だけど、親切の逆もまた然り。日本て何ですか?とアジア人なんて眼中にない人もたくさんいるので、ここに書いたことは、たまたま起こった出来事です。
日本というイメージ
ゴミを拾う様子や、きれいに列をつくって自分の順番を待つ様子の写真だけが世界中を一人歩きしている、と私は思う。まさにこれぞメディアの力。その映像に間違いはない。でもそのウラでは、日本独特のことがたくさん起こっていて、それらがあるから、アノ「日本のイメージ写真」が出来上がっている。それも含めて評価してほしい、と日本人としては思ったりする。
性能のよい様々な製品を世に送り出す日本人は、勤勉、誠実、健康が標準装備されていて、健康長寿の国だから、みんなが健康な日本食を食べていると思っている。比較的健康な食事だけど、小麦も油も砂糖も取る。そして、外国人にとっての魅力の一つアニメやサブカルチャー、馴染みはあるけれど、全員が見ているわけではない。